前歯が咬まず、歯列全体の隙間を改善した
裏側矯正の治療例
- 患者さんのお悩み
- 上下の前歯の間が開いており、前歯でものが咬み切れない。上下前歯部に隙間が空いており、息が漏れるのが気になるので、周りの人に気が付かれない方法で治したい。
- 診断
- 上下の前歯に開咬と空隙歯列弓(すきっ歯)が認められ、前歯部のすき間より息が漏れる
- 治療の難易度
- 容易な部類になるが、歯並びおよびかみ合わせの原因が舌癖によるため舌癖の改善が治療を大きく左右する
- 抜歯の有無
- 無し
- 使用した装置
- 舌側矯正装置を利用し、上下の歯列を裏側矯正で治療しました
- 治療期間
- 1年~1年6か月
- 費用(税込)
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※治療期間や調整回数は、あくまでも目安です。歯の動きやすさや治療への協力度等によって大きく変わります。基本料金 1,138,500円 調整料(12回~18回) 198,000~297,000円 総額 1,336,500円~
※上記の費用には治療後のメンテナンス期間の観察料は含まれておりません。
治療について
患者様は、舌癖(舌を前歯の裏側に押し付ける癖)が原因で上下の前歯があたらず(開咬)さらに空隙歯列弓が認められました。
患者様より、ブラケット装置が目立つことが気になるとのお話があったため上下の舌側にリンガルブラケットを装着し、前歯部の隙間を閉じながら、歯列弓を絞り込むことで前歯のかみ合わせと全体の咬合を改善しました。
また、このかみ合わせや歯並びの原因が舌癖と診断されたため、矯正治療と並行して口腔周囲機能訓練(MFT)を行いました。その後、装置を外して約10年経過しておりますが、現在でも安定した状態を保っております。
